FTワックス
フィッシャートロプシュワックスは、石炭や天然ガスより液体燃料などを製造する際に副生するワックスで、以下のように一酸化炭素と水素から合成されます。
(2n+1)H2 + nCO → CnH2n+2 + nH2O
金属触媒は、実用的には鉄系とコバルト系が知られています。鉄系はCOシフト反応に活性があり、コバルト系はこの活性がないので、一般的にはH2/CO比の小さい石炭系合成ガスの場合は鉄系触媒が用いられ、H2/CO比の大きい天然ガス系合成ガスの場合は、コバルト系触媒が用いられます。コバルト系触媒は、鉄系触媒に比べて水素活性が高く、寿命が長く、生成物はパラフィン分に富んでいる事が多いです。
(2n+1)H2 + nCO → CnH2n+2 + nH2O
金属触媒は、実用的には鉄系とコバルト系が知られています。鉄系はCOシフト反応に活性があり、コバルト系はこの活性がないので、一般的にはH2/CO比の小さい石炭系合成ガスの場合は鉄系触媒が用いられ、H2/CO比の大きい天然ガス系合成ガスの場合は、コバルト系触媒が用いられます。コバルト系触媒は、鉄系触媒に比べて水素活性が高く、寿命が長く、生成物はパラフィン分に富んでいる事が多いです。