配合品
当社では、パラフィンワックスやマイクロクリスタリンワックスの機能をさらに強化、向上させるために、樹脂等を配合させたものを配合品と呼んでいます。疎水性であるワックスと相溶するものには限りがありますが、ワックスの可能性を飛躍的に向上させることが出来ます。
日本工業規格の接着剤・接着用語では「溶融状態で塗布し、冷えると固まって接着する接着剤」と定義されています。無溶剤で、冷却固化により瞬時に接着が完了するという高速接着性が、市場の要求の高速化による大量生産、自動化、省力化、省スペース化が図れるという特長を生かし、製本・包装材料分野を中心に幅広く使用されています。ワックスは、接着剤の溶融粘度の低下、成型製品のブロッキング防止等の目的で使用されます。耐熱性付与目的で高融点ワックスが主に使用されます。再加熱接着用では、ワックスが量的にベースで使用される事もあります。
ゴムは空気中で光とオゾンの作用を受けて、老化して亀裂を生じます。この老化を防ぐために、ゴムにワックスを混合するとワックスがゴムの表面にブルーミングして被膜をつくり、ゴムの酸化防止効果を上げます。一般に、ゴム中でのワックスの移動性(易動度)は温度の上昇と共に増大しますが、ワックスのゴムへの溶解度が、ある温度以上で急激に上がると、易動度は同時に低下します。これはワックスがゴムに溶解して、表面にブルーミングしないためです。このように、使用環境によって適するワックスが異なり、当社の配合技術が生かされています。
※こちらでご紹介している製品は、数ある当社の製品シリーズの一部となります。
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品名 | 融点 | 油分 | 動粘度 | 主な用途 | 製品形状 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
℃ | ゚F | 質量% | mm2/s (98.9℃) |
粒 | 顆粒 | ||
OZOACE - 0015A | 69 | 156 | - | - | 高温度領域でのゴム老化防止 | ● | |
OZOACE - 0013 | 79 | 174 | - | 7 | 中温度領域でのゴム老化防止 | ● | |
135 - P | 59 | 138 | 0.3 | 5 | 低温度領域でのゴム老化防止 | ● | ● |
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品名 | 軟化点 | 動粘度 | 粘度 | 針入度 | 主な用途 | 製品形状 |
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℃ | mm2/s | mPa・s | 25℃ | 粒 | ||
POLYCOAT - 3155 | 95 | - | 550 (140℃) |
5 | 段ボールや板紙のカーテンコート | ● |
NEOPALAX - 1835 | 融点59 | 7 (100℃) |
- | - | 箔/紙や紙/紙とのラミネートやヒートシールを必要とする加工紙のコーティング | ● |
PALVAX - 1230 | 65 | - | 350 (120℃) |
7 | ● | |
BONTEX - 0100 | 66 | - | 800 (120℃) |
10 | 低粘度なホットメルト接着剤 | ● |
CARMOWAX - 0003 | 62 | - | 160 (120℃) |
- | 合鴨等の脱毛処理 | ● |
上記以外にも様々な配合品がございます。
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